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画像:【保存版】物件写真撮影の基本
入稿

【保存版】物件写真撮影の基本

はじめに

様々な物件検索サイトを見て物件を探すお客様に対し、物件の良さを適切に伝えるために、「写真」は非常に重要です。

しかし、いざ写真を撮るとなると、自己流でなんとなく撮ってしまっているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、このような方に向けて、物件写真撮影の基本についてご紹介します。

※なぜ写真が重要なのか?については、以下にまとめておりますので、合わせてご確認ください。

写真はセールストーク

まず、写真は「セールストーク」であるということを強く意識しましょう。

撮影を始める前に、物件のアピールポイントは何かを考え、「空間を見せる写真」「設備を見せる写真」を撮り分けられると良いです。

例えば、キッチンの場合、居室内でのキッチンの配置や生活風景をイメージしてもらうための「空間を見せる写真」と、IHや3口コンロ、調理スペースの広さなど、「設備を見せる写真」では、撮るアングルも変わってきます。

それらを意識し、「意図のある写真」を撮ることを心がけると良いでしょう。

物件撮影のポイント

物件撮影にあたってのポイントを以下にまとめました。

    POINT
  • 0.撮影に行く前の事前準備
  • 1.カメラの構え方
  • 2.外観撮影テクニック
  •   2-1.良い撮影条件を選んで撮影
  •   2-2.広角レンズで斜めから
  • 3.内観撮影テクニック
  •   3-1.室内を広く見せる
  •   3-2.できるだけ多くの要素を入れる
  •   3-3.ひざをついた高さから水平に
  •   3-4.室内を明るく見せる
  •   3-5.手振れに注意
  • 4.各媒体で優位に表示されるために
  • 5.周辺写真の選び方

0.撮影に行く前の事前準備

店舗様によって、撮影に利用している機材は異なるかと思いますが、忘れ物を防ぎつつすぐに持ち出せるよう、一式の機材をカメラバッグなどにまとめておくことを推奨しております。

物件に着いた後で忘れ物があると、店舗に戻らなければならなくなり、時間が無駄になってしまうので、管理方法をルール化するのがオススメです。

1.カメラの構え方

左脇と左肘を体にくっつけて安定させ、左手でカメラの下からしっかり支えましょう。それにより、余計な手振れを防ぐことができます。

2.外観撮影テクニック

2-1.良い撮影条件を選んで撮影

できるだけ青空の日を選び、太陽を背にした「順光」の状態で撮影しましょう。太陽に向かって「逆光」の状態で撮影すると、空が白く映り、建物の色が暗く映ってしまいます。

また、写真の中での建物のバランスは、写真を9分割したうち、青空を2~3枚分入れるとバランスが良く撮影ができます。

2-2.広角レンズで斜めから

次に角度とレンズですが、出来るだけ広角レンズ(あるいはズームの広角側)を利用して、斜めから撮影すると印象の良い写真が撮影できます。

正面から撮影するより、斜めから撮影した方が建物の奥行きを表現できるため、立体感のある写真に仕上がります。

外観撮影
青空を9分割の2~3個分取り入れ、斜めから広角撮影した例

3.内観撮影テクニック

3-1.室内を広く見せる

広角レンズあるいはズームの広角側を利用して、横向きで広く見えるアングルを探しましょう。

広角にすることで部屋全体が映り、広く見えます。部屋の角で目いっぱい壁側に下がって撮影すると広く撮影することができます。

3-2.できるだけ多くの要素を入れる

開口部等できるだけ多くの要素をいれましょう。

多くの要素を入れることで部屋を広く見せることができます。

内観写真の撮り方の悪い例
(悪い例)開口部がなく要素が少ない。室内も暗く印象が良くない
内観写真の撮り方の良い例
(良い例)開口部を取り入れ、要素も多い。室内が明るく広く見える

3-3.ひざをついた高さから水平に

姿勢は、ひざをついた高さから水平に撮影することを心がけましょう。ついついやりがちなのは、立った姿勢で斜め下に向かって撮影してしまうことです。

そのような撮影方法ですと、ドアや窓などの縦のラインがすぼんで見えてしまいがちです。グリッド線を基準の縦のラインにあわせ、立ちひざの姿勢から水平に撮影するようにしましょう。

ただし、バスルームやトイレなど狭い空間については、生活目線(150~160CM)で撮影すると実際に利用する際のイメージに近い写真に仕上がります。

3-4.室内を明るく見せる

まず光をできるだけ入れるために、雨戸などを全て開けましょう。

玄関ドアも必要に応じて開けると良いです。注意点として、室内の電気類は極力つけず、自然光で撮影しましょう。

電気をつけるのは、日当たりが悪かったり、天気が悪いときなど、自然光だけでは部屋が暗い場合のみにした方が、自然な写真が撮れます。

また、露出補正が可能なカメラをお持ちであれば、プラス側に露出補正すると明るい写真が撮りやすいです。ただし、露出補正した場合は手振れに注意しましょう。

明るい室内写真
照明は極力使わず、自然光を取り入れる

3-5.手振れに注意

撮影タイミングや電気の有無によっては、暗めの部屋で撮影をしなくてはならないケースもあるかと思います。

そういう場合は、手振れをしていないか、撮影画像を拡大して確認してみましょう。

一見ぶれていないように見える写真でも、拡大するとぶれてしまっているケースがあります。一眼レフカメラを使用されている場合であれば、カメラの再生ボタンなどで撮った画像の確認が可能です。

どうしても手振れしてしまう場合は、三脚を使うと解決します。

三脚を使う場合の注意点として、シャッターボタンは強く押し込まないでください。

強く押し込もうとすると、三脚自体がゆれてしまい、結果ぶれてしまう可能性があります。

4.各媒体で優位に表示されるために

掲載箇所ごとの基準表
掲載箇所ごとの基準表

写真を撮影した後は、各媒体へ入稿を行うことになりますが、各媒体写真のカテゴリが存在します。

一般論として、カテゴリの網羅性が高い方が優位に表示されやすい傾向があるため、各撮影箇所少なくとも1枚は撮影するのがベストです。

最低限必須なのは、外観、居室、キッチン、バス、トイレの写真です。

そのほか建物設備や収納など、その物件のセールスポイントがしっかり伝わる部分を中心に写真を掲載していきましょう。

※上記はあくまで基準ですので、物件の状況によってご調整してください

5.周辺写真の選び方

周辺環境情報については、入居者タイプに合わせたものを掲載することで、物件の住環境をアピールすることが可能です。

具体的には、共通で使えるのが、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、本屋などです。

また、シングル向け物件であれば、ファーストフード店や弁当屋、レンタルショップ。

カップル向け物件であれば、カフェ、ショッピングセンター。

ファミリー向けであれば、公園や幼稚園、小中学校、病院、警察署。

それぞれの入居者タイプによって欲しがる周辺施設は異なるので、そこを意識した周辺環境写真を掲載することが重要です。

まとめ

いかがだったでしょうか。ちょっとしたポイントを押さえるだけで写真のクオリティは格段に向上します!

忙しくて写真を撮りに行く時間がなかなか確保できないかもしれませんが、反響を獲得するためにはやはり「物件写真」が重要です。

今回のポイントを踏まえて写真のクオリティを向上させ、反響獲得に繋げていきましょう!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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